こんにちは!
今回は青春18きっぷを使って、大阪から名古屋へないしは名古屋から大阪へ移動する際のおすすめルートを2つ紹介していきます。
青春18きっぷは、1日2410円という破格でリーズナブルにJRの在来線が乗り放題になる切符で、鉄道ファンだけにとどまらず多くの人から愛されています。
特に、大阪-名古屋間は、日本の第2の都市と第3の都市を繋ぐ大動脈であり、青春18きっぷが利用できるルートだけでも東海道本線ルートと関西本線ルートの2つのルートがあります。
この記事では、それら2つのルートについて、メリットとデメリットを踏まえて、詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
また、今回は大阪発のルートでご紹介しますので、名古屋発の場合は紹介したルートの反対となります。
1. 東海道本線ルート
まずは、定番中の定番、東海道本線ルートです。
Yahooマップより
所要時間
乗車時間は2時間30分ほど。
米原駅や大垣駅での乗り換えのタイミング次第で所要時間は最大3時間ほどになる可能性があります。
ルート
大阪-米原
まずは、大阪駅からJR京都線の新快速へ乗車(15分に1本)し滋賀県の米原駅へ向かいます。
Yahoo乗換案内より
※敦賀行きの新快速は湖西線を経由するため、米原駅には停車しないのでご注意ください。
米原-大垣
米原駅からはJR東海道本線に乗車し岐阜県の大垣駅へ向かいます。
Yahoo乗換案内より
この東海道本線が、1時間に1本〜2本ほどしかないため、予め時間を調べておき、米原駅の到着時間を調整する必要があると思います。
ちなみに米原駅の改札内にはセブンイレブンがあるので、食料の調達は可能です。
また、 青色のJR西日本ではなくオレンジ色のJR東海となり、一気に雰囲気が変わります。
大垣-名古屋
大垣駅からは快速または新快速に乗車し、名古屋駅へと向かいます
Yahoo乗換案内より
大垣からは快速と新快速がありますが、どちらとも所要時間に大差は無いので、乗り換えのタイミングが合う方で大丈夫です。
【条件有】米原-名古屋のノンストップも可能
なお、平日ダイヤの早朝(6時〜7時代)と夜(19時〜22時代)および土曜休日ダイヤの朝(6時〜10時代)と夜(16時〜22時代)には、
新快速および快速が運行されているので、時間帯によっては名古屋駅までノンストップで行くことが可能です。
新快速の場合:
Yahoo乗換案内より
快速の場合:
Yahoo乗換案内より
日帰りの限界
始発の場合: 大阪駅発05:37-名古屋駅着08:37
終電の場合: 名古屋駅発21:30-大阪駅着00:45
となります。
最大13時間の滞在が可能となりますが、 00:45になると大阪メトロ、阪急などの終電が終わっており、大阪駅からの帰宅手段がなくなってしまうのでご注意ください。
実際のブログ記事
過去に実際にこのルートで大阪発の日帰り旅行をしました。その際のブログはこちら↓
メリット
まず、このルートのメリットは、乗車時間が短く、早く移動できる。これに尽きます。
ちなみに高速バスよりも早く移動できると思います。
デメリット
デメリットは、18きっぷの区間は同じことを考える人が非常に多いので、非常に混雑することです。時間帯によっては米原-大垣間は満員電車となっています。。。
2. 関西本線ルート
続いて、関西本線ルートとなります。こちらは、どちらかといえばマニア向けで、単線非電化のローカル線、関西本線を通るルートとなります。
Yahooマップより
(実はこのルートが大阪-名古屋の最短距離)
所要時間
乗車時間は3時間30分ほど。
加茂駅や亀山駅での乗り換えのタイミング次第で所要時間は最大4時間ほどとなる可能性があります。
ルート
大阪-加茂
まず、関西本線の始点である京都府の加茂駅まで、大和路線で向かいます。
Yahoo乗換案内より
大和路線は大阪環状線に直通していますので、大阪駅から大和路快速に乗車するか、JR難波/新今宮/天王寺駅などから大和路線に乗車してください。
加茂-亀山
単線非電化、1両ないし2両のローカル線に乗り、三重県の亀山駅まで向かいます。
山間部の景色を楽しめるので車窓を見ていてとても楽しい路線です。
Yahoo乗換案内より
なお、1時間に1本ほどしかありませんので、乗り換えのタイミングにはご注意ください。
亀山-名古屋
そして最後に乗り換えて、亀山駅から名古屋駅へと向かいます。
Yahoo乗換案内より
こちらのルートでも、亀山駅から青色のJR西日本ではなくオレンジ色のJR東海となり、一気に雰囲気が変わります。
日帰りの限界
このルートで日帰りを試みる場合、
始発の場合: 天王寺05:35発-名古屋09:56着
終電の場合: 名古屋20:04発-天王寺00:15着
となります。
最大10時間ちょっとの滞在が可能となりますが、所要時間の関係上、日帰りだとハードになってしまうので、往復共にこのルートでの日帰りはおすすめしません。
メリット
このルートの最大のメリットは景色がいいこと、そして比較的空いている点です。
そのため、ずっと座っている移動が苦でなく、ゆっくり移動したいという方におすすめです。
デメリット
デメリットは時間がかかること。これに尽きます。
東海道本線ルートであれば1時間早く到着できます。
結局どっちのルートがいいのか
今回紹介した2つのルートについて、まず、大きな違いは所要時間です。
なので、移動する際の目的によってルートを選択するのが良いと思います。
例えば、「ただ安さと早さ重視で大阪-名古屋を移動したい」という方であれば、1.の東海道本線ルート。
「普通に東海道本線に乗るだけじゃおもしろくない」、「車窓を楽しみたい」、「座って移動したい」という方であれば、2.の関西本線ルートをおすすめします。
また、途中下車し放題なのが青春18きっぷの最大のメリットでもありますので、途中下車したい目的地にあわせてルートを選んだり、往路は関西本線、復路は東海道本線といったように、往路と復路でルートを変えてみてもおもしろいかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。ぜひ、青春18きっぷでの大阪-名古屋にトライしてみてください!